
マグネットポンプの大きな利点の一つに、メカニカルシールタイプのオーバーハングモデルと比較してインペラーのラディアル重荷が小さいことが挙げられる。
例えば、“ストラドルマウントデザイン”(インナーマグネットの両サイドがベアリングと接している)は優れた安定性を生み出し、ラディアル荷重を削減し、オフピーク運転に強みを発揮する(図3)。

このポンプデザインは一般に、ノーメンテで8年から10年以上の寿命を保証する。マグネットポンプを16年間連続運転させたユーザーすら存在する。プロセス用途でこれほどの運転を可能にするメカニカルシールポンプなどほとんど存在しない。
マグネットポンプの故障は”通常、より多くのコストがかかる”と述べられている。しかし我々の経験からすると、メカニカルシールポンプの度重なる修理(高価なシール材の交換含む)を続ければ大抵の場合、マグネットポンプのコストを超えてしまう。
また、マグネットポンプの故障はそんなに頻繁に起こらない。特に上記で述べた予防策を取っていれば、まず故障は起こらない。
マグネットポンプは多くの用途で何年もトラブル無しで運転が出来”コスト削減効果が大”である。
場合によっては、装置寿命をを超えて何万ドルの節約をユーザーにもたらすものである。
”マグネットポンプは毒性やその他の危険な液を含む一定の用途で確かな実績がある”にプラスして、”腐食性のある液・有害な液・超純水液・高価な液”を付け加えたい。
たとえば熱処理用に使用する非常に高価な熱オイルの漏れを無くした例があった。このユーザーはメカニカルシールポンプの使用で年間10万ドルを費やしてしまっていた。
更にリストを加えるなら、それほど危険ではない液”が床に漏れた時に作業従事者が滑ってこけてしまうような場合があるだろう。リスク管理部署にとってもマグネットポンプは魅力的である。同様にマグネットポンプは不快な臭いのする液に使用することで、就業環境の向上に貢献する事となる。
マグネットポンプは適切に使用、運転すれば多くの用途で大きなメリットをもたらす。マグネットポンプが使用できる状況なら、是非マグネットポンプを検討される事をお奨めする。
written by Mike Clark,Magnatex Pumps,Inc