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マグネットポンプの優位性

米国 PUMPS&SYSTEMS 2006年2月号にメカニカルシールポンプマグネットポンプを徹底比較した記事が掲載されました。 ポンプ選定参考資料として日本語訳を紹介いたします

はじめに

メカニカルシールポンプでのシール部分と同様、マグネットポンプの摺動ベアリングも液循環されていなければならない。両ポンプの類似点はこの一点のみである。以下にシールポンプとマグネットポンプの比較をする。

ポンプ選定にあたり

ポンプ選定にあたっては、使用状態や条件だけでなく、他にも重要な要因がある。ある条件ではマグネットポンプは理想的ではあるが、適応しない条件もある。

ユーザーの好みに基づいてメカニカルシール・マグネットポンプどちらでも可能な用途は多く存在する。もしイニシャルコストをより削減したいなら、メカニカルシールポンプがより魅力的に見える場合もあるだろう。

耐久性について

しかしながら、“マグネットポンプ”では長期使用の場合のコストメリットは必須考慮事項である。なぜなら、適切に機種選定・運転されたマグネットポンプはトラブルとは何年も無縁のものであるからだ。約20年間ノーメンテでポンプを使用しているユーザーも存在する!

強力な市場の力がシールレスポンプ開発を後押ししたのは疑う余地もない。市場の需要に呼応するかの様に、最近になってようやくシールレス製品を紹介しているメーカーがある。

シール部分がメカニカルシールポンプにおける最弱点であることを認識しているユーザーはほとんどいない。多くのプラントでは何の疑いもなしにメカニカルシールの定期交換をしている。“旧来のポンプにおけるメカニカルシールは…導火線の役目をする…つまり連続故障発生の最初のポイントになるのだ”。一方、マグネットポンプも摺動ベアリングが同様の故障発生点となる、と言われている。

しかし、故障発生時に漏れの生じるシングルメカニカルシールポンプと異なり、マグネットポンプのベアリングは、ケーシング/密閉容器の中に位置するので、ベアリング部の破損で漏れが生じる事は極端に少ない。

摺動部への影響と導入実績から見る事故率について

1)シールポンプの摺動部(メカニカルシールのシール面)も、マグネットポンプの摺動部(スリーブのベアリング)も使用していれば必ず少しの摩擦が生じるのは同じである。しかし、両者に決定的な違いがある。それは様々なポンプ液による腐食、小さな固形物による摺動跡、摺動面の磨耗などが微小に起こった時(これは運転すれば必ず発生するものだ)。この時シールポンプは漏れ事故となるが、マグネットポンプはなんら問題はなく、長期に運転できる点が大きな違いである。

2)当社はシールポンプもマグネットポンプも長年多数納入している、当社の事故調査結果をここに紹介する。1988年から1993年までの稼動ポンプ約8,600台について調査した。結果は、シールポンプの事故率は0.84~0.95%に比較し、マグネットポンプの事故率は0.2~0.3%であり、マグネットポンプの事故率はシールポンプの1/3であった。この調査はいかにマグネットポンプの信頼性が高いかを示している。

 
 
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