STORY ポンプのお話
ポンプについて
ケーシング
インペラーから出た高速流水を集めて、その速度エネルギーを圧力エネルギーに有効に換える役目で、渦巻き形とディフューザー形式とある。
a)渦巻きケーシング
渦巻き(ボリュート)形のケーシングで最も一般的。
b)2重ボリュートケーシング
渦巻き形であるがラジアル荷重軽減のため、2重ボリュートに したもの。
c)ディフューザーケーシング
ディフューザーベーンで、エネルギー変換を行うケーシング。
斜流(MF)、軸流ポンプ(AF)及びタービンポンプ(SRM)。
d)両吸い込みケーシング
大流量用で、インペラー左右両側から吸い込みバランスさせた スラスト軽減ポンプのケーシング。
e)自吸式ケーシング
液の戻り構造とチェッキ弁を特ち、ケーシング内に残った液を 利用して、 自分で吸込み運転して送液しだす構造。
ポンプケーシングの支特方法について
ポンプは、吸い込み口、吐出口の接続配管から荷重がかかります。 配管のずれや、温度による配管の膨張伸びにより、ポンプに大きな荷重がかかる事もあ ります。また液温度が高い場合は、ポンプ自身の熱膨張で偏心して、振動、接触等の 原因になります。そこで、下記のサポート方式があり250度C以上はセンターサポー トを推奨しています。