日本酒製造工程でのマグネットポンプ採用事例
~日本酒移送ラインでのサニマグ使用例~
概要
導入製品 | MS (サニマグ サニタリー仕様のマグネットポンプ) |
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使用流体 | 日本酒、火入れ前の生酒 |
ポンプ用途 | 日本酒を火入れ装置で殺菌・冷却する為の 移送用途 |
サニタリー仕様のマグネットポンプ(通称サニマグ、型式:MS)が、日本酒製造ラインにおけるお酒の移送ラインで活躍しています。
今回のサニマグは、マグネットポンプの特長である“漏れない”“メンテナンスフリー”のメリットに加え、“分解・組立が簡単”という面を評価頂き、長野県にある日本酒の醸造所でご使用頂いております。
もともと、『FOOMA JAPAN (2013 国際食品工業展)』で発売前のサニマグをご覧頂き、日本酒製造ラインで使えそうということで興味を頂きました。その後、サニマグ貸出機をご提供したところ、従来使用していたメカニカルシールタイプのポンプと比べ、非常に使いやすいという声を頂きまして、この度の採用に至りました。
ご使用頂いておりますサニマグは、“火入れ装置”という装置に搭載されています。
火入れ装置は、プレート式の熱交換器で酒を温水と熱交換させ殺菌を行い、その後、酒と冷水を熱交換させてお酒を低温で貯蔵する為の装置です。
サニマグはプレートに酒を供給する用途で使用されています。
液漏れがない為、製品液そのものを無駄にすることがない上、メカ交換などのメンテナンスも不要の為、ランニングコスト・工数削減に非常に喜ばれております。
また、火入れ装置はキャスター付きで移動式の為、複数のタンクの酒を熱交換させます。その際、1つのタンクでの作業が終わり、別のタンクでの作業に移る際に、サニマグのへルール継手であれば簡単に切換えができるという
点も評価され、喜ばれております。
近年、世界無形文化遺産に「和食」が登録されたこともあり、アメリカやヨーロッパなど海外でも日本酒のブームが訪れています。
今後ますます広がりを増していくと見られる日本酒製造ラインで、サニマグは今日も活躍しています。
日本酒製造工程の酒移送におけるサニマグ導入のメリット
コスト削減 | 製品液を漏らすことがなく歩留り向上 定期的な交換部品が不要でランニングコスト削減 |
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工数削減 | メンテナンスフリーで工数削減 ポンプ点検する際は、分解・組立が簡単 |
環境改善 | 日本酒・清酒が漏れない為、衛生的かつ、漏れによる装置への影響がない。 |