苛性ソ－ダポンプのシ－ルレス化による
コストダウン成功事例

概要

導入製品	MET METAシリ－ズ ISO2858準拠マグネットポンプ

METAシリーズ　【ステンレス製マグネットポンプ】

ISO2858(JIS B 8313, 16bar)シ－ルポンプと互換性が有り、配管、基礎工事無しでシ－ルレス化（液漏れシャットアウト！）が可能となりました。
メンテナンスの軽減、環境問題等を一挙に解決を実現した苛性ソ－ダ用ポンプのシ－ルレス化に成功した活用事例を紹介させて頂きます。

この『MET』は、弊社IC型（シールポンプ）及び他社（ISO2858((JIS B 8313, 16bar))準拠モデル）との 互換性があり、現地にて回転部の交換のみでマグネットポンプに改造が可能です。 マグネットポンプのコストも『３割ダウン』を実現しました。（当社比）

マグネットポンプとシールポンプの比較（☆実例：苛性ソーダ）

• ポンプ仕様：50m3/hx30m
• 液名：苛性ソーダ（20%）
• 液仕様：温度20℃、比重1.22、粘度4..45mPa･s

	シールポンプ	マグネットポンプ
（弊社）型式	IC80x50-160	MET80x50-160U
軸封部	メカニカルシール	シールレス
効率	62%	58%
BHP（軸動力）	8.0kW	8.6kW
電動機仕様	11kWx2Px50Hz	11kWx2Px50Hz
本体材料（接液部）	SCS14/SUS316	SCS14/SUS316
フラッシング水（冷却水)	1,800ton/１年（⇒約60,000円）	不要
メカシール部品費用	1回/1年（⇒約80,000円）	不要
点検（管理）費用その他	約150,000円/1年	約10,000円/1年
動力費用（電気代）	約256,000円/1年 （8.0kWの場合）	約275,000円/1年 （8.6kWの場合）
トータルランニングコスト	546,000円/1年	285,000円/1年 （1約261,000円/1年のﾒﾘｯﾄ）
MET（回転部のみ）イニシャルコスト	～	約400,000円

コストの回収期間（☆シールポンプとマグネットポンプの比較)

(下記価格は概算となります。)

マグネットポンプ（本体のみ）に交換後、約1.5年目からコスト的メリットが生まれます。
更に長期間御使用される事によりコストダウン効果がＵＰします。

シールレスに改造

お客様から・・・「イニシャルコストとメンテナンスコストが削減できた！」

苛性ソーダは液漏れを起こすと結晶化し、メカシールポンプでは摺動面や2次シールでの固化でメカシールの破損や作動不良により絶えず液漏れが発生。延いては、ブラケットやベースの腐食を招いて多くのメンテナンス工数と維持補修費を費やして来ました。しかし、マグネットポンプを採用して以降、液漏れが完全に無くなり維持経費が大幅に削減出来ました。また環境作業面でも大いに貢献出来ております。今後も順次マグネットポンプに切り替えようと計画しております。

〈某化学会社：保全部御担当者より〉

開発者からの一言

現在、苛性ソーダ用ポンプにはメカニカルシールやグラントパッキンが使用されています。
苛性ソーダは漏れると結晶化するためメカニカルシールの寿命を短くします。
このため、メカニカルシールをご使用のお客様は１～２回/年のメカニカルシールの交換が必要になり、メンテナンスコストが高額になる傾向があるようです。
　また、グランドパッキンでご使用のお客様では日常的な漏れに悩まされ、基礎（ベース） 等の汚れによる環境問題を抱えておられるところが多いようです。

そのメンテナンス工数・維持補修費用の大きな負担、環境問題等を一挙に解決すべくシールレス型の『マグネットポンプ』をおすすめします。