”自動車部品開発試験装置”でLLC液を循環

自動車製造自動車開発試験省スペース

概要

導入製品 MPCP
使用温度 常温~高温(+120℃)
流体用途 開発品試験装置組込用マグネットポンプ

お客様のご要求は、自動車に搭載されているウォーターポンプと同等の性能を出す事でした。実際のエンジンを装置に組み込み試験を行えればよいのですが、温度調整などを考えるとヒーターでおこなった方がより正確なデータが取れました。
また、ウォーターポンプの仕事をサンワステンレス製マグネットポンプ(MPCP)で再現することになりました。
エンジンと同期して回転するウォーターポンプ。
アクセルを踏み込めば瞬間に7000回転位まで上昇し、離せば1000回転位まで下がります。
その時の流量をサンワステンレス製マグネットポンプとインバータを組み合わせ見事再現することに成功しました。

Applications(採用フロー図)

採用フロー図

ポンプ流量可変範囲及び要求反応時間一例

可変流量 可変回転数及び周波数 要求反応速度 運転結果
0.23mx12L/min→5m X78L/min 407rpm→1342rpm
6.8HZ→22.4HZ
4秒以内 良好
5mx78L/min→0.88m X33.8L/min 1342rpm→712rpm
22.4HZ→11.9HZ
2秒以内 良好

ポンプ採用事例内容

ポンプ用途 LLC循環ポンプ
流体 LLC
流体温度 常温~120℃
ポンプ型式 MPCP502
接液材質 SCS14/SUS316
ポンプ仕様 200L/minx38mをマックスとしインバーターにて可変

開発ご担当者談

各自動車メーカーのご要求も年々厳しいものとなり我々部品メーカーもそれに対応した製品を開発していかなければなりません。
その開発に欠かせないのが試験装置。お客様のご要求が厳しくなればその試験装置も非常に高度なものを用意しなければ対応できません。
今回サンワステンレス製マグネットポンプ購入のポイントとなったのは、
室内で試験をしますのでLLC液が絶対漏れない
使用温度も120℃で高温
インライン型で省スペース
インバータでの流量可変が可能
上記4つが挙げられます。
また、インバータでの回転制御においてはいくつものケーススタディーに対応してくれました。
今後の新たな装置にはサンワステンレス製マグネットポンプが最適と考えております。

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